アイノウタ~呪われたラブソング~





ゆっくりと、目を開いた。



いつの間にか泣いていたみたいで、夢の中のようにぼやけた視界が、グニャグニャとした天井を映した。




「ぅ……」



起き上がろうとして、体が痛んだ。



いや、実際に痛いのかどうかは分からない。



でも、痛くて。


呻き声が漏れた。




気が滅入る。



死にたくなる。



苦しい。



ゆっくりと起き上がって、取り敢えず着替えなきゃ、と寝間着を脱ぐ。



鏡の前に立つと、足首から膝にかけて、手形がついていた。



しがみつき、登っているようだ。