アイノウタ~呪われたラブソング~




すぐに立ち上がろうとしたけど、身体に力が入らない。



もしも入ったとしても、身体を押さえつけられているみたいで、動かない。



膝を中心に、地面から生えた手にがっしりと掴まれているみたいな。



嫌だ嫌だともがいても、身体は動かないし、声も出ない。




転ける前に見た車は、もう間近に来ているみたいで、車が走るエンジン音と、振動が、私の恐怖を煽った。




叫べない動けない立ち上がれない助けなんて来ない…



暗い考えが思考を埋めていく。



もう、ダメだ。