無人車だった。 言葉通り、誰も乗っていない。 どこにもいない。 日本って、もうそんなに科学が進歩したのかな? 自動運転? なんて、現実逃避してしまうほど、不可解な光景だった。 誰もいない、空っぽの運転席。 一人でに動く車。 いや、この車だけかも。 他のも見てみれば…。 2台目は、真っ赤な外車だった。 でも、これは1台目と違って、デコボコと形が変だ。 まるで、事故にあったみたいな。 視線を上げて、これも運転席を覗いた。