「じゃあ、翔吾に出来ることって、なんなの?」
残り4日になったらする、と言っているけど、何をするつもりなのだろうか。
意味のないことをするわけではないだろうけど、今のこの状況で、何もわかっていない状態で、何ができるというのだろうか。
「それは…内緒な。美紅の悪いようにはしねぇし、安心しろって」
にっこりと笑顔を作って、私の頭を小さい子にするかのように、なでなでと撫で回す。
「安心、出来ないんだけど…」
「それでも、安心しろ。大丈夫だって。
______お前だけは、何があったって助けるからさ」
大丈夫だって。
その後に続く言葉は、私には聞こえなかった。
ただ、唇が動いて、言葉を紡いでいるのは分かったけど。
何を言っているのかは、読唇術の使えない私には、分からなかった。
でも、何を言ったのか問いかける前に、誤魔化すような笑顔で遮られた。

