それは、あまり情報の無い私達にとって大切な情報。
でも、あえて言うなら。
「誰にも見えないんじゃ、助けも求めることは出来ないってことか」
三人寄れば文殊の知恵。
きっと、人が増えれば増えるほど、知恵は広がるのだろうけど、アイもこの手形も見えない人には、相談出来ない。
「ま、そういうことだな…。カウントダウンはまだ9日。一応、他にも探してみるけど…一つだけ、俺にも出来ることがある。もしも、このまま、残り4日になったら…俺の出来ることを、するから。
だから、美紅は安心してろ」
一つだけ、翔吾に出来ること?
「あれ、でも何で残り4日になったら?」
「カウントダウンの間に、アイに殺されることは無いのかもしれないけど、4日じゃ何も見つけられないと思う。だから、早めに手を打とうと思って。
4日に深い意味はねぇけど、早い方がいいだろ?救ったとして、美紅の心が壊れてたら意味ねぇし」
確かに、後9日も夢を見続けたら、私の心は壊れてしまうかもしれない。
少なくとも、誰かに、アイノウタを聞かせてしまうぐらいの心境にはなるかも。

