アイノウタ~呪われたラブソング~





看護師さんが出て行ってすぐに、翔吾の方にズイッと寄り、口を開いた。




「翔吾。何で看護師さんに見せたの?」



「それはな」



予想通りの質問だったからか、すぐに翔吾は答えをくれる。



「看護師さん、多分アイノウタ知らないだろ?アイノウタを知らない人には、アイもその他取り憑いてる女達も見えない。でも、足に付いたその手形は?その疑問を知りたかったんだ。


勝手にすまなかったけど、これで分かった。その手形は、アイノウタを知らない奴には見えない」




成る程。



看護師さんなら、そうやって理由を適当に付ければ怪しまれることもなく見てもらえる。



そういうことか。



「まぁ、びっくりしたけど」



「ごめん」



謝ってくれたから。



「許す」



それにしても…。



「アイノウタと、それに関連するものは、アイノウタを知らない人には分からないのか…」