「青くなったりとか、してません?」
翔吾はさっき、しっかりと見ていたというのに、看護師さんに尋ねる。
「ふーん……何ともなってないですよー。樋川さん、過保護もいいですけどー。全く異常は見られないのでー。心配する必要ないですねー」
一通り上から下まで眺め、手も上から下へと動かして、しっかりと腫れや皮膚の色を見た看護師さんは、予想外のことを言った。
「え、でも…あお「大丈夫ですか。ありがとうございます」
青く手形が。と言おうと思ったのに、翔吾が遮って最後まで言わせてくれなかった。
取り敢えず翔吾を一睨みする。
「じゃ、包帯替えましょー」
私の足から手を離した看護師さんは、何事もなかったかのように、翔吾のほうを向いた。
「良かったな。美紅。んじゃ、冷えちゃ困るし、靴下と靴履いて」
何故看護師さんに見せたのか、等々の疑問は残るものの、確かに足先が冷たいので、文句は言わずに履く。
その間に、看護師さんは手早く包帯交換を終わらしていたようだ。
「失礼しましたー。いちゃつくなら、外にしてくださいねー」

