アイノウタ~呪われたラブソング~






宣言通りに行動した私は今、翔吾の所に居て…。



「翔吾…」



「ん?」



「この体制は、何かな」



翔吾のベットの上に座らされ、靴下を脱がされ、足を見られていた。



「何って…足、見てるだけだが」



「いや、それが問題なんだけど」



好きな人の前で、裸足を晒すのは、かなり恥ずかしいことを、初めて知った。



別に、裸を晒してるわけじゃないのに。



羞恥のあまり、顔面が熱い。



きっと、赤面症でもないのに私の顔面は、猿のように真っ赤なんだろうな…。



現実逃避のようにそう考える。



「美紅、この手形は…夢を見た後からあるんだよな」



翔吾の声で現実に引き戻され、私も翔吾の見る、自分の足へと視線を向けた。



足首とふくらはぎにあるのは、ほっそりとした手形。



骨張っているような、実際に骨のような。


とにかく細い指で掴まれたような、手形。



そう、何もバカップルのイチャイチャとか、そういうわけじゃない。



翔吾がこの体制にしたのは、私の羞恥心から言ったら、すっごい嫌だけど、この手形を見るためなのだ。