アイノウタ~呪われたラブソング~






呪いからは誰も逃げられない、と書いてあるのに、呪いから逃げる方法が書いてある。



誰かに、聞かせる。



やっぱり、その方法は有効なのか。



死にたくないとは言っても、人を死においやることもしたくないから、その選択肢はなくしていたのに。



カウントダウン中に、自ら死を選ぶのもいい、ということは、死にさえすれば後はいい、ということか。



なら、死にたくなるように、あぁやって怖い夢を見せるのだろうか。



残りは、9日。



9日後、私は…


どうなってるかな。





翔吾に教えるために、メールを作成する。



アイから来たメールをコピーして、貼り付ける。



そして、送信した。




ネットを開いて、小説を更新する。






これを見た誰かが、アイノウタを聞いてくれないかな。



そんなことを、ぼんやりと考えている自分に気付いて、恐ろしく思った。



でも、

これを読んだアイノウタを知らない人がアイノウタを知って、アイに取り憑かれたとして、それは、私のせいじゃないのかな。



それを考えると、自分のやっていることが無意味に感じた。