『ハハッ!シネシネシネ!』
梨沙の、甲高い笑い声。
もう、生前のような優しさや梨沙の人格は無い。
『ウラヤマシイ…ウラメシイ…。オマエモ、ハヤクシネ!』
アイの、相変わらず気味悪い顔が、カクカクと上下して、殺意を浮かべる。
酸素が足りなくて、徐々に意識が遠ざかる。
今日の夢は、苦しかったな…。
他人事のようにそう思い、意識は深い闇に堕ちた。
一体、この夢に何の意味があるのだろうか。
アイの呪いと、何の関係があるのだろうか。
カウントダウンに、関係のあること、なのだろうか。
沢山の疑問が、浮かんでは消え、浮かんでは消える。
ただ、一つ。
明確なこととして、言えるのは、アイが私に向けているのは、『嫉妬』と『殺意』。
そして、それにくっ付いた人間の感情。
それだけ。
こんなにも苦しくても、分かることなんてそんなもの。
あぁ、でも。
もう一つ。
確実に、死は近づいているということが、分かる。

