すっかり喋り込んでしまって、気付けばもう日がどっぷりと暮れた。 「そろそろ、帰るね」 椅子から立ち上がって、鞄持つ。 「そうだ、美紅」 「何?」 「アイからメール来たら、教えてくれ」 本当は、来ない方がいいが…。 と、顔を歪ませて、はぁ…とため息を吐く。 「うん、分かってる」 翔吾に教えてもどうにもならない。 でも、それを言ってしまえばそれまで。 だから、少しでも希望を持ちたい。