確かに、そうだ。
「ネットでも、オカルト主人の日記でも、アイノウタを知った人に対するカウントダウンとか、リミットは無かったな…」
「そうなんだよ。俺も、母さんにオカルト主人の日記を読ませてもらった。他にも、ネットを見た。でも、どこにも載ってない」
翔吾は、はぁー、とため息を吐いて、頭を抱える。
「あっ、そうそう。美紅」
「なに?」
「母さんが、美紅で呪いを塞き止めて、とか言ったらしいけど…。気にすんなよ?」
深月さんとの会話を、翔吾は知ってるのか。
アイを私で止めれば、他の人のところには行かない。
なら、私で止めよう、っていう作戦。
「もしかしたら…それを、アイが怒ったのかも?」
「それ?」
はっと、閃いたのはそんなことだった。
アイは、もしかしたら…
「アイは、呪いで人を殺してる。でも、一人の元でとどまると、私達の考えている通り、他のところに行けない。だから、早く私を殺したいのかも」

