心配していた夢を見ることもなく、私はぐっすり眠った。
目を覚ましたのは、午後3時。
「ふぁ……よく寝た…」
あくびを一つして、時計を見つめる。
お母さんが起こしに来なかったのは、最近、眠れないことが続いたことを知っているから。
お母さんにも、心配させてる。
娘のことに気付くのは、血の繋がった母だからだ。
私が何を怖がっているか、とか。
私が何を不安に思っているか、とか。
私のことを考えて、聞いてきたりはしないけど、お母さんは心配しているに決まってる。
でも、ごめんね、お母さん。
私は、これからどうなるか分からない。
不安で不安で仕方ない。
それが、以心伝心。
お母さんもまた、不安になる。
でも、感情はコントロールできないや。

