ホッと息をついて、翔吾からのメールを開く。
『タイトル:
本文:
大丈夫か、美紅?
実は、今日の…いや、もう12時は過ぎたから、昨日の昼間か。
昨日の昼間に、美紅の後ろに見えたのは、アイだけじゃなかったんだ。
もう気付いてるかもしれないけど、アイの他に見えてた。
アイの他に見えてた内の1人は、梨沙だ。
これは、俺の憶測だけど…
梨沙の他に見えてたのは、アイノウタで呪い殺された女達じゃないかな?
後、母さんが、美紅が帰った後に調べて分かったことなんだが…。
アイノウタを、アイが歌った当初は、大勢の人がアイノウタを聴いていたらしい。
最初の歌詞は、今みたいでもなく、呪いの力も無かった。
だけど、アイノウタを歌った半年後、アイの夫は浮気。
それを知ったアイが夫を殺し、アイ自身も自殺。
死の直前にアイが歌ったアイノウタは、アイ自らの手でインターネット上にアップし、そのアイノウタを聞いた人は、アイに呪い殺されるようになった。
アイノウタの呪いは、人が死ぬ度にその呪いの力が大きくなったらしい。
呪いが大きくなる過程で、最初はアイノウタを聞いた人だけが呪われていたけど、知った人も呪い殺されるようになったんだとか。
…って、余計に不安にさせちまった?
こんな彼氏で、ごめんな。
…何言ってんだろ、俺。
まぁ、また何かわかったらメールする!』

