アイノウタ~呪われたラブソング~




『シネ…』


『シネ…』



『シネ…』



『シネ…』



合唱のように、声が何重にも重なって聞こえる。



アイの声だけじゃない。



梨沙の声だけでもない。



足元に違和感を感じて、そっと足元を見た。



足に縋り付いた血だらけの女が、私を見上げてニタァと笑った。



「…っ⁉︎」



『 シ ネ 』



『あはははは!』



トンッと、軽い音がして、視線を横にずらす。



左側に、これもまたいつの間にいたのか白髪の女がいて、闇の中へと、下へと飛んだ。




下の方から、ぐぎゃあ!と言う絶叫と、ぐちゃっという肉の潰れた音が響いた。