現実なら、分からないけど。
でも、この場所は。
私の記憶が正しいならば。
ここは、私の通う学校の、屋上。
緑色のフェンスにも、少ない足場にも、白いタイルが貼られたかのような地面にも、覚えがある。
夢でも現実でも、何で私はここにいるの。
私は、疲れてるのに。
疲れてるんだから、寝かしてくれればいいのに。
永遠の眠りはごめんだけど…。
『み…く…』
真後ろから、声が聞こえた。
聞こえた?
どうして?
さっき振り向いた時、後ろには誰もいなかった。
なのに、誰が…?
いや、この声は聞いたことがある。
うぅん。
あり得ない。
夢なら、あり得るのかもしれないけど。
でも、あり得ない。

