ゴミ箱のゴミを、リビングまで持って行く。
「美紅?」
怪訝そうに見てくる、お母さん。
当たり前だと思う。
普段、面倒臭がってあんまりお手伝いはしない。
ゴミだって、お母さんかお父さんが集めてくれるまで自分でやったりしない。
「ゴミ箱、いっぱいになっちゃったから。明日、ゴミの日だよね?」
そう言ったら、お母さんは納得して頷いてくれた。
きっと、このアイノウタはお母さんが捨て忘れてただけ。
そうじゃないとしても、それ以外考えたくない。
CDが自分で戻ってきたとか、それこそアイの呪いだとか。
あり得ることだからこそ、信じたくない。

