深月さんに再度促され、深月さんが出した手帳に手を伸ばした。
「これ、何ですか?」
なんの変哲もない、黒い手帳。
「それ、『オカルト主人の日記』って題名が付けられて、ネット上で有名なのよ。オカルト主人のホームページには、自身の妹のことが書いてあって、アイノウタについても書かれているわ。美紅ちゃん、知ってる?」
オカルト主人?
…あ!
「知ってます!オカルト主人!ネットで、ヒットしました」
「そう。そのネットに載っていないことが書かれてあるのよ。読んで見て」
私は、ゆっくりとページをめくった。
白いはずの手帳の紙は、赤くまだらに染まっている。
まるで
血が付いているみたい。

