翔吾のお見舞いに行って、数日が経った。
学校は現在閉鎖され、警察やら何やらが捜査?してる。
アイは私のそばにいて、ブツブツと言い続けてる。
いい加減、離れればいいのに。
翔吾はまだ、目を覚ました様子はない。
一般病室には移ったけど。
~♪~♪~♪
~♪~♪~♪
私の思考を遮るように、携帯の着信音が鳴り響いた。
表示された名前は…
「え?翔吾!」
『翔吾』と表示された携帯に、嫌でも気分が上がる。
「もしもし!」
『美紅ちゃん?』
聞こえてきたのは、深月さんの声だった。
少しだけ、気分が下がる。
「あの、どうしたんですか?」
『翔吾がね、目を覚ましたの!』
深月さんの明るい声に、沈んだ気分も上がる。
「ほんとですかっ⁉︎」
すぐに、行くことにした。