20××.××.23
目を覚ましてすぐ。
男が、どアップで僕の目の前にいた。
虚ろな目をした男は、ただじっとこちらを見ている。
体には、無数の刺し傷。
頭は、頭頂部左寄りの部分が大きくえぐれていて、中が見えてしまっている。
他は、普通、なのかな?
感情的な変化、環境的な変化___無し。
視界的な変化___有り。
男が見える。
これは、アイの殺したという夫だろう。
呪われた、んだろう。
多分。自身もなければ確証もない。
いや、呪われたことに関して確証がないのはいいこと、なんだろう。
ちなみに、僕に霊感は無い。
よって、霊に対する免疫もない。
怖くてたまらない。
それでも、こうやって冷静に書き続けられるのは、妹の死の真相を解き明かしたいからだ。
兄ちゃんは、頑張るよ。

