舌はベロンと口から飛び出ていて、顎に付きそうなほど下へ下へと垂れ下がっている。
そして、ブツブツと何か呟いている。
聞き取れない。
聞き取れない。
聞き取れない。
……
「アイノウタ……キイテ……アナタノホシイ……コタエガ……アル」
なんとも魅力的な誘いだ。
けど、まだだ。
アイノウタは聞こう。
妹の死の事実を知るためにも。
妹の死が、妹の最も嫌悪する自殺でないことを、アイノウタという呪いの歌のせいだということを証明するためにも。
でも、まだだ。
まだ、やらなければならないことがある。
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