【完】意地悪な後輩君の笑顔にきゅん♡







私服カッコいい……



なんて見とれていると頭の上にズンと重いものを感じた。



「おせえよ。お前。」



その重いものというのは廉也君の手だった。



凄く力を入れて私の頭の上に乗せている手。



「ご、ごめんなさい……」



「というか。なんだよ、その服……」



「え?」


あ、やっぱりダメだった……?



「ちょっとついて来い。」



そう言って私の手をさりげなく握って歩き出す廉也君。




入ったのは女性物の服屋さん。



「あの、廉也君……?」


「はい。これ着て来い。」



そう言って半ば無理矢理、試着室に入った私は服を見て驚いた。



あ、あの…実は私スカートなんて履いた事……