「うわっ!!これは遅刻だ……」 ヤバい…… 焦りが一気にこみ上げてきて私はいつも通り Tシャツと大きな花柄のスキニーパンツをはいてカバンを持ち家を飛び出した。 「行ってきます!!」 私は走りながら髪の毛を手ぐしでといた。 部屋を片付けないまま来てしまった…… 今日は家帰ったら片付けよ…… そんなことを考えていると 待ち合わせ場所に着いた。 キョロキョロと廉也君の姿を探した。 あ、居た…… 壁にもたれ携帯を触って立っている廉也君。