【完】意地悪な後輩君の笑顔にきゅん♡





「ちょっと黙って。」



ん?



なんだか甘えたような声になったのが
また私を熱くさせた。




黙れって言われると思ったのに……



そんなことを考えていると私の足はガクガクと震えだす。



そして私の足がまともに立てなくなったのを確認してから
部活に行ってしまった廉也君。



……




私は壁に沿ってヘタッと座り込んだ。





「バカ……」




私の声にならない声だけが教室に余韻として残った。