「ねえ、香琳。」 私の名前を呼んだと同時に壁にドンと押し付けられてしまった。 顔の左側に廉也君のゴツゴツした大きな手がある。 私はびっくりしてしまって、思考が停止。 「香琳……?」 さっきみたく命令口調ではなく優しい口調に変わった彼の声。 それにまたドキリと胸が高鳴ってしまう。 「な、何……?」 「好き。」 そう言って私にキスを落とす彼…… 「んっ……ちょっ……部活んっ行かない、と……ん……」 止まないキスが降り続く。