始めはずーっと断っていたんだけど、
なんだか彼の目に捉われちゃって……



私、単純だから、

一言『可愛いね』



そう言われるともうだめ……



その言葉と彼の笑顔にやられて付き合った。


それからというもの。



いっつも命令ばっかりするイジワルで俺様。




あの笑顔なんて最近全く見なくなった。




「香琳。」




そう名前を呼ばれ私の教室の私の前の席に座って
後ろを向いている彼の顔を見た。



「……んっ!!」



彼の唇が私の唇に重なる。



神城君ほんとに高校1年生?



なんかすごい慣れてる……