【完】意地悪な後輩君の笑顔にきゅん♡






私はとてつもなくこの場から立ち去りたくなった。



だから



「あ、ごめんちょっと用思い出した!!今日は帰るね!」



私は笑顔を作って言った。



そして逃げるようにその場から立ち去った。



「香琳」



と呼ぶ声は聞こえたけど、振り返ることなく私は無我夢中で走った。





走りにくい……




私は近くに公園があったからそこに立ち寄り
ヒールを脱いだ。



足は真っ赤になっていた。




痛い……



足も、心も……




勝手に思い込んで勝手に走って逃げて。



ちゃんと聞けばいいのに。

聞けなくて……



迷惑ばっかりかけて……
私彼女失格じゃん……