With 〜十字架と白薔薇〜







「気を付けるんだよ。」





「ありがとうございます。
それじゃ。」





またねっと、手を降るおじさん。





私は店を後にした。





扉を閉めるとき、
最後にあの性悪を睨んだ。





けど、それ以上に冷たい目線で
私も睨まれていた。





軽蔑というか、呆れられてるというか。





そんな目。





怖かった。





睨まれて恐ろしいと思うなんて。





こんなに動揺するなんて。