「お嬢ちゃん1人かな?」
「あ、はい…」
「じゃあ、こっちの席に。
おじさんと少しおしゃべりでもしよう。」
案内されたのはキッチンが目の前のカウンター席。
言われるがままに座った。
「何にする?
これがメニューだよ。」
「あ、じゃあ…
ナポリタンで。」
「はいよ。」
店内を見渡すと
私の他に2人のお客さん。
壁には…
私と同じ世界の、
バリバリの不良たちが集まった写真。
髪型や服、写真の色から見て
20年くらい前のものかな。
楽しそう笑っている
男たちが15人ほど。
後ろには旗があるから
暴走族かな。
ここからはなんて書いてあるか
読めなかった。
20年前の日本は、
筋が通ったきちんとした暴走族が
今よりもたくさんいた。
それが現在、
チンピラみたいなへなちょこばかり。
でも、どうしてこんな写真が?
