まぁ、万が一学校がばれても
八女に乗り込もうなんてまず思わない。
金持ちの大切なお嬢様たちが通ってるんだ、セキュリティ技術がすごい。
つくづく、八女で良かったと思った。
エスカレートで進学できるから
出席率も気にしなくて済む。
私は校門をぬけ、
生徒玄関へ向かう。
靴を履き替えてると、
「篠崎さんじゃない、朝からはめずらしいね。」
「今日は体調がいいの?」
と、クラスメイトが声をかけてきた。
私の出席率が低いのは
体が弱いからってことに
学校ではなっている。
学校での私は、か弱い女の子だ。
「朝から調子良くてね。
大丈夫だよ。」
私はニコニコと笑顔を絶やさずに
クラスメイトたちとともに教室へ。
教室に入ると、
おはようおはようと
相変わらず変わらない朝。
そして口々に
今日体調いいんだねと
言われる私。
大丈夫?って聞かれるけど
本当はみんなそんなこと思っていない。
みんな金持ちでお嬢様。
自己中なのが当たり前。
相手のこと心配するふりして
自分のことしか考えていない。
プライドが高い人たちの集まりでもあるのがこの学校。
みんな、”フリ”。
上辺の付き合い。
