With 〜十字架と白薔薇〜







「触らないで。」






「は?」






「今すぐ離れなさい。」






予想してた反応と違い、
急に口調の変わった私に驚いたのか
パッと離れた。






彼の目に映る私の顔は
”総長”の顔だった。






レディースとして、

華凛として、

女として。






総長の顔で、
なめんなよと言わんばかりのオーラを出す。






「まぁ、華凛の総長なだけあるよな。」






そう言ってあっさり元に戻り、
バイクにまたがった輝蓮の総長。