「おい?なんか言ったか?」
「ううん、なんでもない。」
見えてないのに、
笑顔を作って答える。
すると、総長さんは振り向いてきた。
「でも、さっき… え?」
キキー
バイクを止める総長さん。
どうしたのよ、いきなり。
急にバイクを止めて、
かぶっていた自分のヘルメットを外し
私のヘルメットも外した。
そして、
私の顔をまじまじと見てくる。
「なんで泣いてんの?」
「は?」
泣いてる?
何言ってるの?
「なにいきなり変なこと…「泣いてんじゃん。」
そう言って私の頬にいつの間にかつたっていた涙を拭う。
嘘、泣いてるの私?
