With 〜十字架と白薔薇〜







「ごめんなさい、みなさん。
ただの顔見知り程度の関係でして…
紹介など私にはできないです。」





みんなからの質問攻めに
慌てながらも答える。





そのとき、性悪男はバイクのエンジンをつけて、ブンブンとふかした。





その音にビクッとなるみんな。





私も驚く。





「あんた、お嬢様にもなれんだな!」





そう言って、不敵な笑みを浮かべ
私にヘルメットを投げた。





「乗れ。」





いや、さすがにそれはキツい。





この状況見てわかるでしょ?





ここでそんな真似したら
明日から学校には敵しかいない。





「なにグズグズしてんだよ!
早く乗らねーと、バラすぞ。」





バラすって…





もしや!!





私が華凛の総長だってこと!?





待って待って、それは困る。





この男は、厄介なことばっかり
私にしてくる。