With 〜十字架と白薔薇〜







「でもなぜ篠崎さんに?」





ってなりますよねー。





お嬢様たちは、なんでなんでと
質問攻め。





今ここに出ると
とんでもないことになる…





そう確信した私は
そっと、その場から離れようとした。





「あ、いた。」





けど、見つかってしまった。





みんなの目線は一気に私に。





そして集まりだすお嬢様たち。





「篠崎さん、あの方とどんなご関係ですの!?」

「知り合いでして?」

「ま、まさか…彼氏!?」

「おつきあいされてる方がいましたの!?」





次は私が質問攻めの刑。





「違います!違いますよ、みなさん!
ただの顔見知りです。誤解されないように。」





と、必死に訴える。





「そうでしたの?」

「あの方、名前はなんて?」

「紹介してくださらない?」





なんだよ、あんたたち。





お嬢様のくせに、
ハイエナみたい。