能のない僕は榊薔薇さんについていくしかなかった。 来た道をそのまま車で走り、またこの不気味な階段を下りていく。 初めて来たときにはそんな不気味に感じなかったこの地下への階段が今は恐ろしい。 不気味な雰囲気に感じて仕方がない。 榊薔薇さんが向かった先は、会長の部屋だった。 扉をあけると、会長は座ったまま待っていた、まるで僕らが来るのが分かっていたように。 「やあ、もう任務は果たせたのかい?」