名前は霜月 華音。

私の高校生活が今日始まります。

ピンポーン



「優里ちゃんが来たわよー」


お母さんのかん高い声が響く



「はーい!それじゃ行ってくる!」



玄関をいきよい良く開け、私は家を出た



「優里!可愛い〜♪」



優里は私の親友で、ずっと一緒だった。
高校も一緒の所に受かり、一緒に登校している。


優里はふわふわの黒髪ロングヘアが似合う
目が大きくて、背は小ちゃく
守ってあげる!って言いたくなるような子だ



「そんな事ないよ!/// 華音も可愛い〜」



ははっ…。朝っぱらからそんな気を使わなくても…。



「んじゃ!学校へGO〜」



学校に着くと、クラス分けの紙が貼ってあった。



「華音!私達クラス離れちゃった…」



優里が悲しそうな顔で言った。

優里と離れるなんと一度も無かったから、なんだかとても寂しい。



「優里!離れたけど、授業の合間はずっと会いにいくよ!」



私は、拳を胸の前で作り誓うように言った



「ほんと!ならちょっとは寂しくなくなるかも!」



優里は、太陽の様な輝く笑顔で言った。

な、なんて眩しいんだ!

そんな話をしている間に教室に着いた。



「んじゃ、またね!」



「うん!バイバーイ」



私は、手振りながら教室に入った。

黒板を見ると、席が書かれてあった。

私の席は一番後ろなんだ。

隣は廣瀬さん…どんな子だろ?

席に着くと、まだ廣瀬さんは来ていない



「宜しくね!お隣さん」



優しい声が聞こえた

振り返ると、整った顔立ちの男が間近にいた



「宜しくお願いいたします……えと…」



「あっ!ごめんね!俺は廣瀬 零」



無邪気に笑ったその笑顔は、心が温まる



「宜しく。私は、霜月 華音です」



廣瀬さんってこんな感じの人なんだ…
かっこいい



「へ〜。霜月さんか、霜月さんの隣のやつ今日はお休みだから」



私は、廣瀬くんが座った席と逆の席を見た

この人はどんな人なのだろ?



「休みなんだ。どんな人なんだろうな……。」



その後、先生が入って来ていかにも
熱血教師だということが分かる
長話をした。

それで後はいろいろな事をして

その日は解散。

明日から勉強が始まる。

私は、優里を待つ為に優里の教室の前を歩いたら。
優里のクラスはもう全員帰っていた。



「優里、先に帰ったのかな?」



私はそう思い学校を出た。