ラブサプリ

あたし達は急いで音楽室に行って楽器を組み立てた

するとあたしの前に誰かが着た、気配がした。
しゃがみ込んでいたあたしは上を見上げた
すると目の前には佐々木さんがいた

佐々木さんも同じ吹奏楽で、同じフルートのパートだった

佐々木はあたしを睨みつけていた
あたしは何となくわかっていた

あたしが先生と文化祭を回ったから…

「調子に乗らないで…」
少しさめた声が上から降りかかってきた

調子に乗ってなんかない…
あたしはそう言い返したかった
けど
そうなのかもしれない

あたしは少し調子に乗りすぎたのかもしれない
先生が少し近づいてたから浮かれてたのかも

あたしはそう考えると次第に涙がぽろぽろ零れ落ちた

佐々木さんはフンッと鼻で笑いその場から去っていった