ラブサプリ

言わなければよかった好きを言ってしまったせいであたしの心は壊れそうだった


「あ、もうそろそろ時間じゃん由良っ」
夏来はチョコバナナの棒をくわえながら言った

「あ、ホントだ、行こう夏来」

あたしは立ち上がり夏来の手を引っ張った

「遼クン。見に来てね〜」
夏来は遼クンに手を振りながらその場を去った

あたしも言っておけばよかった
『先生も来てね』
って、…先生来てくれるかなあ…

先生と遼クンの姿がだんだん小さくなっていった