ラブサプリ

あたしはメイド服から制服に着替えて
先生のところに向かった
「由良っ」
あたしを呼び止めたのは夏来だった

「今から池内と回るんでしょ?」
少し、ニヤケながらあたしに問いかけた
どうやらあたし達の会話を聞いたらしい

「あの様子から行くとまだ付き合ってなかったり…でも2人で回るとさすがにやばいよ?あたしと彼氏もついてこようか?」

夏来が心配そうに言ってくれた
夏来は何でもお見通しだった
あたしが先生のこと好きだったことを知っていたみたい


「あとで人通りのないところで2人きりになればいいさ!」
ニッコリ笑って言う夏来

「うん!ありがとうっでも彼氏さんと2人で回らなくてもいいの?」
あたしは心配しながら夏来に問いかけた


「ううん大丈夫っあたし達はいつでも2人きりになれるからっ」
そう言ってくれた

夏来は優しくて信頼できる
そんな親友を持ててあたしは幸せものだなって実感した