ベランダをふとみると大好きな先生の背中がみえた、やっぱ煙草を吸ってる先生の横顔っていいっ…なんて一人で口が緩む

先生はあたしに気づいたみたいで手を振りながらこっちに向かってくる
「おーメイドだなあ何かいいなメイド」
おじさん臭い台詞をはく先生

「先生おじさんだねー」
あたしは苦笑いをした
「そ、俺はもうおじさんなの」
あたしのでこをぺチンと叩きそう言った
今日の職員室はなんだか寂しい、文化祭で忙しいのか誰もいない

「先生サボり?担任のクラスいかなくていいの?」
あたしは先生の足を地味に蹴りながら言った

「おい、その足は何だよ、俺はいーの俺のクラスお化け屋敷だから、暇なのー第一今日は先生はあんまり手を出さない日なの」
いいわけ口調の先生を呆れ顔でみながらあたしは
「普通は手伝うでしょ」
とまた地味に先生の足を蹴り始めた