「いやぁ、俺コーラ飲みたかったからさ」 先生は罰が悪そうな顔をしてあたしに言った。 「なら、聞かないでくださいよ」 あたしはケラケラ笑いながらカルピスを一口飲んだ。 ドーンッッ その音と同時に空に花火が上がる 「わあっっ」 あたしはそれに気づき空を見上げた。 「綺麗だねっ」 馨さんもあたしの隣で感激する。 「はいっっ」 それから沢山の綺麗な花火が打ち上げられた。 あたし達はただ黙ってその綺麗な花火に見とれていた。 「来年も来ましょうね、先生」 ***おしまい