ラブサプリ

「じゃあ先に行こっか」

馨さんはあたしに笑いかける。
あたし達がたどり着いたのは学校の屋上だった。

無断で入ってもいいのかな?
あたしはちょっぴり不安になる。


「大丈夫〜ばれないからさっ!…それよりさ早く座ろう」

あたしの心を読んだのか馨さんはそう言った。
それから馨さんに手招きされあたしは屋上の片隅にあるベンチに座った。



「ごめんね」
少し沈黙があり
馨さんは突然謝ってきた。