「もうすぐ花火はじまるよな」 先生が隼人さんに確認する。 「んー…あ、ホントだ」 隼人さんは携帯で時間を確かめる。 「どこでみる?」 「それならあそこがいいかもっ」 馨さんはにっこり笑って 指を指す。 「ああ、あそこか」 先生と隼人さんはわかったみたいで納得する。 何がなんだかわからないあたしははてなマークを頭に浮かべた。 「じゃあ俺と斉藤は飲み物買ってくるから、花山と由良は先に行ってろ」 先生はそう言って隼人さんを引っ張る