「大丈夫か?」

先生がぴたりと止まり
目線を合わせるように屈む

「何がです?」

「疲れてるっぽいから」

え、あたしそんな風に見えてたの!?
まあそりゃ…色々あったし…


「そんなことないですよっ」

「それならいいんだけどな」

そう言ってあたしの頭をぽんぽんと叩く。

「何かあったら俺に頼れよ?」


先生の優しさを実感してあたしはこくりと頷いた。