「由加里さんは音楽の先生をやってて確か吹奏楽の顧問だったよな?」 先生が五月さんに聞く 「そう。」 五月さんは機嫌が悪いのか素っ気なく答えた。 「いちおね、こいつの彼女なの」 由加里さんが五月さんを指差す。 ああ、だからお昼「顧問いないから…」とか言ってたんだ。 「で、五月はさあ何で由良と顔見知りなの?」