涙がでそうになった 「おい」 俯いたあたしの頭の上から 低い声が降ってきた。 「そろそろ、次行くぞ」 「え」 「じゃっ、俺らこの辺で失礼しますわ」 そう言って五月さんはあたしの腕を引っ張る。 「えーもう帰るの〜」 「まあな、じゃ松田先生によろしくな」 松田先生ってのは多分顧問のことだろう 「自分で言えばいいじゃん」 「うるせ」 「由良ちゃん」 ドアを開けた瞬間後ろから馨さんが声をかけてきた 「また来てね」