「なんだぁー?おつかいの途中だったか?」
先生は車を止めあたしに問いかけた

車の中は近くのライトに照らされて明るい
先生の横顔がみえる。
大好きな先生の横顔

あたしは少し見とれてしまった
「いえっ…そんなわけではないんですけど」
あたしはもじもじしながらそう言った

「んー、ドライブコースに多分コンビニあるから…っておいお前っ」
先生はあたしを見て驚いた

「その傷…」
さっき会った時は少し暗くて絆創膏が見えなかったんだろう

「あ、これですか?転んじゃって…えへへ」
先生にホントのことは言えない
だって先生は先生だもん


他人…だもん