「じゃ、また遊びに来るから」

鳴海と遼クンが先に帰った。

「遼クンと一緒に帰らなくてよかったの?」

葉月が夏来を茶化すように言う。

「今日はいーの、振られた鳴海が可哀想だからねぇ」

なんていいながら夏来は先生をみてニヤニヤする。

「ま、あたし達もそろそろ帰ろっか」

「うん。おじゃましました〜また来ます〜由良、いこっ」

「あ、うんっ。じゃ先生バイバイっ」


「木下っちょっといいか??」

突然先生があたしを呼び止めた