「あ、池内」 花火を初めて数分 鳴海が突然先生を呼んだ。 「ん?」 「近くに自販あるっけ?」 「ああ、さっきの駐車場まで戻れば。」 先生は駐車場を指差した。 「おっけぃ♪由良行こうぜ〜」 鳴海は先生の隣に座っていたあたしの手を引く 逆の手にはちょうど消えた花火 「お、おいっ」 先生が少し焦った感じで 鳴海を引き止めようとしたけど あたしと鳴海はあっという間に駐車場まできていた。 一瞬で此処まで来たみたいで 吃驚した。