「とりあえず荷物を各自の部屋においてこい」

先生がなんか先生っぽくみえた

「なんだか合宿みたいだね」
あたしはクスクス笑いながら先生をみた。
「たまにはこんなのもいいかな、子供ができたみたいで」

「大きすぎません!?」

「そうかあ?鳴海なんて小学校低学年だろ」

いや…低学年は大袈裟かと
あんな大きい小学生がいたら吃驚だよ

「…一月より大きいけどな」

あたしは言っちゃいけないことをポロリと言ってしまった。

「あとで覚えとけよ」

苦笑いの先生はあたしの顔を見ずそう言った